9/29/2010

ファミリーリユニオン

私がいつもお世話になっている家族のファミリーリユニオンに招待されました。
おばあちゃん側の親戚が、半年に一度集まる家族デー。
なんと総勢50人!

フィリピンでは、5人~8人兄弟は当たり前。
3人ぐらいだと少ない方らしいです。

おばあちゃんの兄弟は8人で、その子供達と、
さらに彼らの子供達が集まるので、
もうそれはそれは大変な騒ぎです。

お昼にはビュッフェ形式でご馳走が並び、

子供達による大人顔負けのダンスショーも。






最後は家族ごとに記念写真をパチリ。








「私は4人家族で、おばあちゃんや従姉妹を入れても、
10人以下だよ」

と話すと、信じられない!と言わんばかりのリアクション。

そりゃそうだ。

人数が多ければそれなりに苦労もあるだろうけれど、
大家族っていいなー。

9/21/2010















Daetに来てから、虹を頻繁に見ます。

今朝も、ジョギングの帰りにふと空を見上げると、
うっすらとした虹がかかっていました。
うれしくなって、「Raibow, rainbow!!」と指差しながら周りを見ると、
特に虹を気にする人もいなく、みんなチラッと見るだけ。
もしかすると、特に珍しくもないのかな?

小雨が降り始めると、虹の色が少しずつ濃くなっていきます。
5分後には、始めから終わりまでくっきりと見えるの完璧な虹に。

あまりにも色が濃くて空にかかる橋のようで、
虹の麓まで行ったら渡れてしまいそうです。

何度見たって、虹を見つけるといつも大興奮、
そして幸せいっぱいの気持ちになります。

消えてしまうまで、ただただ眺めていました。

9/20/2010

仕事の楽しみ

私は大の子供好きです。
NGOで働き始めてから、活動の中で子供と接する機会が増え、
好きなだけ戯れられるのが本当にうれしい!





セミナーの合間に一緒にお絵かきをしたり、追いかけっこやケンケンパをして遊んだりします。






「アテりか!また来てね!」
と笑顔で言われると、
本当にすぐに戻りたくなります。






この子供達が大きくなった時も、毎日を笑顔で送れますように、と
心から願いながら、日々活動しています。

9/16/2010

病院視察

マニラのJICAオフィスから健康管理担当の方が視察にいらっしゃいました。

2日間の滞在中に、Daetにある主要病院を回って、
医療設備や受けられるサービスの状況を調査されるそうです。

今日はProvintial Hospital(州立病院)の視察に同行させてもらいました。
ここは、先日友人のいとこが出産した病院です。

ここのチーフナースの方に病院内を案内してもらい分かった衝撃の事実。

1. この病院の収容可能人数は100人(少なっ!)
それでも、常に200人前後の患者がいる。

ベッドは頭を互い違いにして、2人で1つをシェアしてもらうか、
もしくは自分でベッドを持ち込み、廊下などのあいているスペースで寝てもらう。
(確かに、階段の踊り場で、ビーチにあるような折りたたみベッドに寝ている患者さんがいました。)

2. 大部屋で入院するだけなら無料。
(ベッドが空いていなければ、自分で調達することが条件)
薬や点滴などは自己負担。病院の外にある処方せんで購入してから治療をしてもらう。

3. 個室も10部屋あり。
TVとエアコン、トイレ付で1晩900ペソ(1,800円)

4. 病院内には破損しても修理されないものが多い。
一番目立ったのは窓。
1ヶ月ぐらい前にあった台風で、窓ガラスが何枚も割れてしまったとのこと。
応急処置としてビニール袋が貼り付けてあったが、隙間だらけで、
恐らくは風も雨も入り放題。

「もっとベッドの数を増やしたいがお金がない。JICAからベッドを寄付してもらえないかしら。」と
チーフナースの女性。

けれど、チーフナースの事務所やナースステーションでは、
SANYOのロゴ入りの、いかにも新しいエアコンが、設定温度16℃(!!)で
しっかりと稼働していましたし、
これまた日本製の真新しいプリンターがビニールが掛けられたままで
置かれていましたけど。

本当にお金ないんでしょうか。

と聞きたいのをぐっと堪えて、病院を後にしました。

ティラピア養殖

NGOでは養蜂の指導をした同じ村で、ティラピアの養殖の指導も行っています。

この農家は5年前までは稲作をしていたそうですが、年々収穫量が減少し、収入も減り始めたので、SPACFIの技術協力の下、田んぼを養殖池に変更したとのこと。

現在9つの養殖池があり、1つの池には約200匹のティラピアがいるそうです。

2ヶ月に1回のペースで200匹を収穫し、1Kg100ペソ(200円)で販売するとのこと。

ティラピアのほかにも、コプラやココナツの殻の炭、バナナ、野菜の販売や、役所に勤める奥さんのお給料もあるので、月に6,000ペソ(12,000円)近い収入があるとのこと。

月の平均収入が2,000ペソ~3,000ペソの家庭が多い中、6,000ペソはかなりよい方。
単作農業ではなく、複数の収入源を確保することで、収入が収穫量や価格の変動、気候に左右されることを防ぐことができます。

お昼はもちろんティラピアづくし。

ティラピアの炭火焼、ティラピアの素揚げ、ティラピアのココナッツミルク煮。
新鮮で淡水魚によくある臭みも全くなく、鯛のような味がしました。

9/14/2010

スイートポテト味の果物

農家の裏庭に、マンゴーのようなオレンジ色の実が沢山なっている木があります。
とても高い木なので、実とる時は竹でつついて落とします。
これがチェサという果物。
食べてみると、口の水分が一気に吸収されるようなボソボソとした食感。そして、どこかで食べたことのある味。

あ。スイートポテトだ!



木になるスイートポテト。
しかも、砂糖なしだから、ダイエットのおやつにぴったり。

日本に輸出したら流行るかな。

防災マップ作り

10月の台風シーズンを前に、NGOではCommunity Based Management Disaster Risk Reduction(CBMDRR)といって、コミュニティによる防災力の向上を目指す取り組みの支援をしています。

Camarines Norte州は台風が頻繁に上陸する台風ルート上にありながらも、これまで特に防災対策がとられていなかったこと自体も驚きです。

この日は、Daetから車で30分ぐらいの比較的高地にあるSan Lorenzo Ruizという町で、防災マップ作りのセミナーを行いました。
フィリピンでは住所を示す丁目のことをPurokといい、Purokごとのグループで地図を作ってもらいました。
地図の中には、「高齢者」、「妊婦」、「障がい者」、「赤ん坊」など災害弱者や、井戸や集会場など災害の際に重要となる情報を記号にして入れています。
また、家の表示も素材別で色を分けをして、被害が受けやすい住宅が一目でわかるようにしました。
4時間かけてようやく完成。参加者は達成感で大変うれしそうです。

セミナー開始前には、「ここでは洪水もおきたことないし、地震もないから大丈夫よ」と防災意識はほぼゼロ。
しかし、マップを作って初めて避難所や水源の確保など防災対策の必要性を理解していたようでした。

また、新たに見えた課題は、

1. 活用できる精確な地図がそもそも存在しない

2. .都市部や海外に出稼ぎに行く人が多いので実際に住んでいる人数が一定ではなく、今年行われた世帯調査のデータもあまり当てにならない

3. 実際に一軒一軒回って調査をしたのではなく、「あの人の家は、コンクリートだったよね?」「いや、違うよ。壁は竹だよ」などと、あーだこーだ言いながらつくられたので、地図に入れられた情報すべてが曖昧

防災マップは、情報が正確であることが一番大切なのですが、そこが今回のマップの最大の欠点でした。

次回のマップの更新は3ヵ月後。
その際には、巡回による情報収集を提案しようと思います。



9/12/2010

野菜を食べよう

ある日、市場で袋詰めされた薄切りの竹の子を見つけました。

「最後の2袋だから、2つで10ペソ(20円)でいいよ」

で、即買いました。 2キロも。

もちろんその日の晩御飯は、竹の子づくし。

わかめの代わりにおぼろ昆布を使った若竹煮と、
竹の子をオリーブオイルと塩だけでシンプルに焼いたもの。

それでも大量に余ったので、ネットでレシピを検索して、メンマを作りました。

翌日、タッパーにつめて農家に持っていきました。おかずには必ず肉や魚が入るこちらの料理と違うので、食べてもらえるか不安でしたが、これが意外と好評!どうやって作るの?と興味を示してもらえました。
最近は、『いつもご馳走になってばかりなので』、と言って、この日のように家で作ったものを持っていったり、農家の台所を借りて料理をしたりしています。

といいながらも、本当は、もっと野菜の多いメニューを覚えてもらうための私の作戦。 

鶏がらスープの素やラー油など、農家の台所にないような材料は使わずに、あるもので代用。
調理中は、助けを求めるフリをしながら、しっかりと作り方を見てもらいます。

フィリピンにおける死因No1.は心臓病、次いで血管疾患。
農村でも、高血圧、糖尿病に悩む人が多くいます。
治せはしないけれど、ある程度は食事で予防できるはず。

あと1年半の間に、フィリピン料理のヘルシー化にも挑みます!

9/10/2010

ガタ

タガログ語で、ココナッツミルクのことを『ガタ』といいます。
フィリピンではこのガタを、野菜、肉、魚すべての料理によく使います。
日本では、缶のものや、水に溶かして使う粉のものがありますが、ここでは料理に使う度にガタを用意します。

まず、ココナッツの殻を割り、中の白く固まった部分を削ります。
右側の女の子が座っているものがそのための道具。

先には、ギザギザになっている鉄板が取り付けられています。そこにココナッツの内側をこすり付けて中身を削ります。

一見簡単そうに見えるこの作業、私も何度もトライしているのですが、力加減が非常に難しく、なかなか上手くできません。

削り終わったらたらいに移し、ココナッツの中に入っていたジュース、もしくは水を加えます。お米を研ぐのと同じような要領でもみ洗いし、その後削りかすを固く絞ります。茶漉しでこしたら、ガタの出来上がり。

絞った後に残ったかすは豚のえさになります。ココナッツの殻は、炭にするために、とっておきます。

捨てるものは何もない。
自然の恵みを余すことなく生活に活用する知恵がここには沢山あります。

9/09/2010

聖母マリアの誕生日

9月8日は聖母マリアの誕生日です。

偶然にも、配属先のNGOの代表である神父さんの誕生日も9月8日。

特別なこの日、NGOでは2つの慈善イベントを行いました。

1つ目は、NGOの事務所に100人を超えるストリートチルドレンを集め、お昼御飯をふるまいました。
2つ目は、Daetにある刑務所にいる120人近い囚人に、お昼ごはんのデリバリーを行いました。

NGOのスタッフも朝からキッチンで大忙し。200人分の料理を一度に作るのは、並大抵のことではありません。 


お昼ごはんの時間もとっくに過ぎた2時過ぎにようやく刑務所までお弁当を届けることができました。

ついでに、刑務所の中も案内をしてもらいました。

中には広さ12畳ほど牢屋が3つしかありません。
1つの牢屋に40人近くが文字通り押し込められて生活していました。

どう見ても十分な数のベッドはありません。
1つを3人でシェアするのか、床やベッドの下にもぐりこんで寝るのか。

持っていったお弁当は喜ばれてうれしかったのですが、いくら囚人だからだといってもこんな環境で生活を強いられている人を目の当たりにして、心が重くなりました。

製粉屋

Daetの市場の一角に、製粉機が並んだ店があります。

ここに材料を持ち込むと、製粉してもらうことができます。




フィリピンにはお米やもち米を使ったお菓子が多くあります。
家で作る場合には、市場やスーパーで米粉を買うのではなく、こういった場所で製粉してもらうのが一般的なようです。


この日製粉していたのは、カカオの実(赤いたらいの中)。
出来上がりは、そう、ココア。
サンプラードに使ったり、自家製のチョコレートを作るのに使ったりするそうです。

粉だけでなく、ペーストにもしてくれます。
ピーナッツをペーストにすれば、ピーナッツバターになります。

近いうちに、Daetでは入手不可能な砂糖なしのピーナッツバターを作ってもらいに行こうっと。

9/08/2010

もうギブアップ?

先週の新聞にこんな記事がありました。

「フィリピンが国連ミレニアム開発目標の1つとしていた貧困率を12.5%まで削減する目標は、達成不可能になりそうだという見解を発表」


2015年までまだ5年もあるのに、もうあきらめちゃうんでしょうか。

そもそも現実にそぐわない目標を立て、無理だとわかったら潔く見込みなし!と宣言。

あまりこういうことを言いたくないですが、何ともフィリピンらしいというか。

また別の数ヶ月前の新聞に、フィリピンの国民性について意見を述べている記事がありました。
スペイン、アメリカ、日本に占領された歴史を持つフィリピンの人々は、従うということに慣れ、頑張ることを忘れてしまったのではないか、と。

もちろんすべてのフィリピン人に怠け癖があるということではありません。私の配属先のNGOのスタッフは、週末でも無給で人々のために働く人ばかりです。

ただ、フィリピンに来てから約6ヶ月経ちますが、あまり歯を食いしばりながらとか、がむしゃらに何かをしている人の姿をまだ見ていないような気がします。

7月に新しくなったばかりの政府には、もうしばらくはがむしゃらに頑張ってほしいものです。

9/06/2010

出産のお見舞い

友人の従姉妹が私のアパートの近くの病院で出産をしたというので、一緒にお見舞いに行きました。
Daetには私立病院やプライベートのクリニックもありますが、Provintial Hospital(州病院)が一番安く、一番多くの人が利用しています。

前日に生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ赤みを帯びてふっくらとして、本当にかわいらしかったです。
それにしても、驚いたのは、病院の環境の悪さ。
大部屋には12人が収容されていて、ベッドの間隔は1mもありません。シーツは破れ、ぼろぼろになったスポンジマットレスが見えるようなベッドに生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんが一緒に寝かされています。
ベッドの周りにはスナック菓子のゴミなどが散乱し、お世辞でも衛生的だとはいえません。

私がデングになった時に入院した設備が整い清潔な病院は数少なく、これこそ現実なんだ、とショックを受けました。


9/03/2010

ハリナシバチの蜂蜜

SPACFIが2006年から行っているプロジェクトの1つに、ハリナシバチ(Trigona)を使った養蜂の指導があります。

豚小屋の軒下にぶら下がっているものは、ココナッツの殻を重ねて作られたハリナシバチの巣箱です。



この日は、約8ヶ月前に始めたものを降ろして、蜂蜜を採集する作業を行いました。
ココナッツの殻をひっくり返すと、内側にハチの巣がびっしりとできています。




体長1センチに満たないハリナシバチは、外見はハエに似ています。その名のごとく針を持たないので、刺される心配はありませんが、小さいので洋服の隙間や髪の毛の中などあらゆる所に入ってくるので、長袖長ズボンは必須です。

キラキラの光っている部分はすべて蜂蜜。

巣はまたココナッツの殻の中に戻し、蜂蜜の部分だけをすべて取り除きます。この日だけで、300mlペットボトル3本分の蜂蜜が取れました。

この蜂蜜は、まるで濃縮されたレモネードのような強い酸味とさわやかな甘みがあり、蜂蜜とは思えない味をしています。
あるサイトでは、ハリナシバチの蜂蜜はどんな蜂蜜よりも健康寄与試験の数値が高いと書かれていました。

このあたりでは薬として売られていて、100mlぐらいで300~500ペソ(400~1000円)だそうです。

ぜひ食べてみたいという方、帰国の際にもって行きますので、ご連絡を。

パンク修理

週に数回NGOのオフィスに行く時は、片道20分ほどかけて自転車に乗っていきます。
自転車はDaetにある自転車屋さんで2800ペソ(5600円)で買いました。

ある日、気づくとタイヤがパンクしていたので、近所にある修理屋さんに行きました。

日本にはパンク修理キットのようなものがありますが、ここでは小さなゴムの切れ端を熱で溶かして穴をふさぎます。
炎が見えますでしょうか。

15分ぐらいで修理完了。
代金10ペソ(20円)也。

ちなみに、空気を入れてもらうと2ペソ(4円)です。
これできちんと儲けがでているのかどうか、客の私が心配になります。

9/02/2010

ピリ

ピリナッツはビコール地域(Daetはビコール地域に属する)の特産物です。
黒い皮と果肉の中に、硬い殻に包まれた細長く両端が尖った実があります。

硬い殻を割ってナッツを取り出し、砂糖をまぶしたり、ローストされたものがお土産屋さんで売られています。ピーナッツより軽い食感ですが、実は脂質がすべてのナッツの中でも一番高いとか。

脂肪分が多いナッツだけあって、皮と果肉の部分だけを集めて絞るとオイルが取れます。








豆絞りのような布で、果肉を絞って、絞って、さらに絞ります。








しばらくすると絞り汁の表面に油が浮いてきます。








それを鍋で熱して、水分を蒸発させると、油だけが鍋に残ります。

250個のピリナッツから取れた油はおよそ500~800ccぐらいでしょうか。
丸一日かけて、さらにすべて手作業でとれた油は大変貴重です。
料理に使っても、飲んでも、化粧品として使ってもいいそうです。

今回は試作品ですが、今後販売も検討するそう。

ちなみに、今回の作業はPilinuts Growers and Processors Associationという団体の活動。
なぜか、PhilnutsのGrowerでもProcessorでもありませんが、私もメンバーになりました。
(メンバーにさせられた、のほうが的確な表現かも)

次回の活動は9月中旬。
楽しみです。

旬の果物

いたるところに生えているバナナ。
黄色くなりかけてきたら、木から切って吊るしておきます。

フィリピンのバナナは日本で売られているフィリピンバナナとまったく味が違います。
ねっとりとした甘さはなく、甘酸っぱい。



このあたりでは、ロックバンと言われているもの。
ポメロともいうようです。

これもよく裏庭に生えている果物で、直径15~20センチぐらいの大きさで、厚さ2センチほどの厚い皮に覆われています。

中はまるでグレープフルーツのようですが、酸味はそこまで強くなく、さっぱりとした甘みがあります。
1つ10ペソ(20円)ぐらい。

ランブータンです。
大きさは4~8センチぐらい。
ジューシーなナタデココのような食感で、
味は甘酸っぱい。
1k40ペソ(80円)ぐらい。



アボガド。
決してカメラに近づけてるわけではなく、本当に私の顔と同じぐらいの大きさがあります。

日本にいる友人に教えてもらい、最近はアボガドのくぼみに
蜂蜜を入れて食べています。

1k30ペソ(60円)ぐらい。

まだまだ旬の果物がありますが、それらはまた別の機会に。

ラジオ出演

出会いとは不思議なものです。
6月にマニラに行った時にバスの中でDaet出身のご夫婦に出会いました。

連絡先を交換し、時々メールをやりとりするぐらいだったのですが、
ある日旦那さんから電話があり、
「僕のラジオ番組に出てほしいんだけど!」

そしてその電話の2日後に生放送でローカルラジオに出演しました。









開始時間直前に打ち合わせ。

担当者:「途中でVoltes Fiveの歌かけるから、内容を英語に訳してくれない?」

私:「そもそもVoltes Fiveも知らないし、曲も聴いたことないんだけど・・・」

担当者:「日本人なのに、Voltes Fiveを知らない!?」
「じゃあこれから英語訳を探すから、曲の後に説明して」 (時間がなく若干キレ気味)

私:「・・・・お・おーけー」 

Voltets Fiveとは、10年ほど前にフィリピンで放送された日本のアニメで、フィリピンでは有名だとのこと。小さいころにテレビで見た記憶もないのに、まるで私のお気に入りの曲のように説明しなければならないなんて、完全にやらせです。

さらに、準備をしているところを見ていると、ラジオでかける曲は、なんとYoutubeで検索し、
パソコンへダウンロードし、その後放送で流しています。
私はこういったメディア関係について全く知りませんが、こんなに適当でいいのか、少々心配になります。


番組は、タガログ語に時々英語が混ざるタグリッシュ。
自己紹介をした後に、どんな仕事をしているのか、フィリピンの好きなこと、好きな食べ物、これからの抱負などについて、知っている単語をフル活用して、精一杯しゃべりました。

ラジオ放送の次の日、「昨日ラジオ聞いたよ~」とNGOのスタッフ。みんな意外とラジオを聴いているんだな。
放送では緊張しなかったのに、なんだか恥ずかしかった。


ちなみに、私の家にはテレビもインターネットもないので、ラジオは貴重な情報源です。
まだタガログ語わからないけどね。