3/30/2011

Daetのみどころ

これが、今回の父と母の旅行スケジュールです。

(金) 12am:マニラ到着
(金) 12pm:マニラ →(飛行機)Naga →(車)Daet
(土) ビーチを散歩 →子供とピリアクセサリー作り →市場散策
(日) 農家のおじいちゃんの家
(月) NGOの見学 →(バス)Naga →(飛行機)マニラ
(火) 7am:マニラ発、成田へ

5日間のうち、マニラにいたのは合計で24時間にも満たない程度。
ほぼ3日間はDaetで過ごしました。

正直、Daetには、Bagasbasビーチ以外にこれといった観光名所がありません。

それでも、二人がDaetを去るときに、「とってもよい所だった!ぜひまた来たい!」と力を込めていうぐらい、Daetはなぜだかとっても居心地がよい所なんです。

Daetでどんなことをしたかというと、、

朝ごはんが人気のお店で、朝からガッツリと山盛りのご飯に、牛肉のスープ!ココナッツベースのチキンカレーもおすすめ。
3人でたらふく食べて、80ペソ(160円)



Bagasbasビーチでお散歩。
日陰の場所は一切ありませんので、日焼け覚悟で。

海岸に打ち上げられたゴミを一生懸命掃除するボランティアの人達がいます。時間があれば、一緒にボランティアをして汗を流すもOK.




ストリートチルドレンと一緒にピリナッツのアクセサリー作り。

時折、子供達に日本語で話しかける母。
言葉が通じなくたって、視線と姿勢だけでもコミュニケーションできるもんです。




市場では、完熟マンゴー、バナナ、ジャックフルーツ、それに桜海老やカニ、かれいなど新鮮な魚介類を買って、家でご飯を作りました。





乗り合いのトライシクルで、ひたすら舗装の悪い道を、頭をごんごん打ちつけながら20分、ジョージおじいちゃん、アドおじいちゃんの家へ。




アドおじいちゃんの孫がココナッツをとってきてくれました。中のジュースは一人では飲みきれないほどたっぷり入っています。飲み終えたら殻を割って、ゼリーのような果肉をスプーンですくっていただきます。


写真には残念ながら写っていませんが、生まれて数週間足らずから、超肥満の300キロ級まで、よりどりみどりの豚が見れます。





そして、テーブルに載りきらないほどのおもてなしの品々。食べ切れなかった残りと、精米したばかりのお米をお土産に持たせてくれました。

それ以外にも、家の前にいる牛を眺めたり、桶を使ってシャワーをあびたり、停電の中ろうそくの光でご飯を食べたり。
私にとって日常になりつつある生活が、父と母にとっては非日常であり、とても新鮮だったようです。

私がとてもうれしかったのは、「騙されたり、値段をふっかけられたこともなく、Daetにいて嫌な気分になることが一度もなかった」という母の一言。

そう!その通り!
Daetの人々は、とても素直で、心の温かい人が多いのです。
だからこそ、人を疑ったり、警戒する心も和らぎ、どこか大らかな気分になって、ゆったりとした時間の流れに身を任せられる。

フィリピンにも数多くあるリゾートは作られた環境だからリラックスできて当然!
けれど、人々が日々生活するその日常生活空間が、心を解きほぐしてくれるような場所であるって、素敵だと思いませんか?

写真や言葉じゃ伝わらない。
来たらわかるこのDaetのよさ、一度味わったらはまります。

3/28/2011

ようこそフィリピンへ!

しばらくブログの更新ができていなかったのは、
私の父と母がフィリピンに来ていたから。

地震が起きてから1週間後でしたが、去年から計画を進めていたし、
保育園で働く母も貴重なお休みを取ってくれていたので、
ここは思い切って決行してもらいました。

夜の12時過ぎにマニラの空港に到着。
そして次の日にはすぐDaetに向けて出発。

さて、父と母の宿泊先は、こちら。

 私のアパート!
(黄緑色の壁の奥にある白いところ)






シャワーもないし、お湯もでないし、ベッドで蚊帳を張って寝るんだよ、っと言っても、
「せっかくなら、普段の私の生活を体験したい!」
といって聞かない父。
さすが、40年前に青年海外協力隊の隊員だっただけあります。

 すでに1年が過ぎて、こっちの生活に慣れてしまった私と違い、みるものすべてが新鮮に映るようで、どんなことをしても、どんなところに行っても感動してくれます。










そんな父と母が見つけた、
1つの光景。

マニラの第三ターミナルにあるCebu Pacificのカウンターの片隅にあった、
「Body Weight Counter」

写真の取り方が良くなかったので下の部分が切れていますが、
黄色い男性が体重を量り、警備員のような男性が数字を覗き込んでいるの、みえますでしょうか。
男性だろうが、女性だろうが、公衆の面前で体重計に乗せられています。

なぜこんなところで体重を量るんだ!と笑っていたのですが、
実はこれ、飛行機の右と左のバランスを保つ座席を決めるために量らせられるのだそう。

性別や年齢によって体重が違うのは理解できます。
けれど、その重さによってバランスが崩れてしまう可能性のある飛行機って、ちょっと乗るの怖くないですかね?

例えば、この体重測定の結果、せっかくの家族旅行なのに一人離れた席に座らせられたりしたら、ショックだろうなぁ。
いや、もしかしたら、この強制体重測定が、ダイエットの励みになるか!?
Cebu Pacificの前には、ダイエット★

けれどご安心ください。
すべてのフライトで量らせられるようではなさそうですので。

3/16/2011

世界中からのエール

地震のあった日の夜から、本当にいろいろな方から、
日本にいる家族や友達の安否を心配するメール、
被災された方々を励ますメールをいただいています。


一緒にNGOで働いている仲間

フィリピンでお世話になっているおじいちゃん、おばあちゃん、友達

プロジェクトの村の人たち

市場のおじちゃんやおばちゃん

トライシクルドライバーのおじちゃん

DAETの市長さん

一緒にピリナッツアクセサリーを作っている子供達

近所の人たち

エアロビクス仲間

留学していたときの友達

7年前に旅行中に知り合ったインド人のおじさん

"Are your family and firends OK in Japan? I am praying for Japan."

" I am extremely shocked to see the Tsunami hit Fukushima's scene in electronic medias especially in BBC News. I do extend my deep condolence to the people of Japan in this days of Natural disaster."

"I hope the issues with the nuclear power plants can be sorted out soon and they cause no major issues for you or anyone at home. We are praying and thinking of you."



みんなが、テレビや新聞で見る地震と津波の被害に心を痛ませ、
一日も早く日本が復興することを祈ってくれています。

大切な人をなくされた方々、被災された方々を世界中の人が応援してくれています。

温かいエールが被災地の方に届きますように。

今の私にできることは、
祈る、
募金、
そして、被災地で毎日必死に耐えている方々のがんばりを
世界に伝えることだと思います。

仕事場で、村で、街で、家の周りで、
日本がひとつになって、助け合いながら、懸命に復興に向かう姿を、これからも毎日伝えます。

3/13/2011

何も手につきません

日本で地震が発生した日、
私はジョージおじいちゃんの家にいました。

午後4時過ぎごろ、そろそろ帰ろうと思って携帯を見ると、電池ぎれ。
帰ってから充電しなきゃと思いながらバイクにまたがったその時、
おじいちゃんの家の向かいの人が慌てた様子で走ってきて、
「Lindol sa Japan!!(日本で地震があった!)」と。

地震は東京だ、津波がきて、家やビルがどんどん倒れてる、
ひどい火事も起きてると、錯乱状態でテレビでみた映像を
必死で伝えようとするのですが、私はもう不安で不安でたまらなくなりました。

大急ぎで家に帰って、父から家族は全員無事だというメールを見たときには、安堵感で放心状態でした。
幸い、親戚や友人もみんな無事でした。

おとといの夜から、ずっとインターネットで見れる日本のテレビの生放送を見ています。
増え続ける亡くなられた方と行方不明の方の数、被害の状況を見ていると、他のことが何も手につきません。

助けを待っている方々が一刻でも早く救助されますように。
これ以上被害が拡大しませんように。

懸命に、懸命に祈っています。

3/09/2011

サバ

といったら、フィリピンでは魚のことではなく、
バナナの一種で、火を通して食べる調理用バナナのこと。

日本で売られているような長いバナナと違って、
小ぶりで皮が厚く、硬くて、熟れても実は硬いまま。

フィリピンのどこに行っても道端で売られている揚げバナナは
このバナナを使います。
フィリピンではこのサバを肉と一緒に煮込んだりして、野菜のように食べることもあります。
食感はまさにサトイモや硬めのジャガイモといったところ。

最近の私の朝ごはんはこれ。

皮のまま茹でて、やわらかくなった皮を剥いて熱々のところを食べます。




さわやかに甘くて、後からちょっと酸味があって、
一度食べたら、やめられない。
今日の朝も、一本、また一本と、結局5本も食べました。(食べすぎ?)

一房で、10ペソ(20円)。
パンを買うより、サバの方が安い!

このバナナも日本で輸出しはじめないかなー。

3/08/2011

Donsol Trip

しばらくブログの更新を怠っていました。すみません。
いつも通り元気です。

ここ10日ほどで、ちょこっと旅行にいったり、マニラであったイベントに参加したりしていました。

さて、”ちょこっと旅行”は、ジンベイザメを見るために、
Donsolというところまで行ってきました。
そう。ジンベイザメとは、たまに水族館で見かける体に白い斑点の入ったとーっても大きなサメ。

Donsol近海はプランクトンが豊富で、そのため毎年12月から6月ぐらいまでジンベイザメが集まると有名になり、ここ数年で急速に観光地化が進んでいます。
中型の相乗りバンを3回乗り継いで、7時間半。
乗り換えがある分、バスよりも楽かと思いきや、大間違い。
本来3人掛けの座席にどうしても4人で座らせられるし、手足の感覚がなくなるくらいエアコンがガンガンにかけられるし、あぁバン恐るべし。
宿泊先は、Dancalan Beach Resort。
名前にResortと入っていても、ホテルはいたってシンプル。
部屋にベッドと扇風機があり、シャワーは水のみ。
一部屋1000ペソ(2,000円)。ちなみに、一緒に行った友人おすすめのAmor Farm Resortとは経営が一緒で、部屋の値段から、レストランのメニューまでまったく同じ。両方のレストランで食べ比べをしましたが、おいしいのは、明らかにAmor!予約をするなら、Amorです。

ジンベイザメを見るためには、Tourist Centerから出ている6人乗りの船に乗ります。他の観光客とシェアをして、1隻で3,500ペソ(7,000円)。
そのほか、観光手数料として外国人は300ペソ(600円)支払います。

船には、ガイド、船の上に上ってジンベイザメを探す人が一緒について来てくれます。

この人が、ジンベイザメの影を見つけると、ボートがすぐさまそのポイントを目指します。サメの近くで船を止め、シュノーケルとフィンをつけて、ガイドさんの合図で海へ飛び込みます。


2時間のツアーの間に、7,8回は飛び込んだでしょうか。
けれど、残念ながら透明度が良くなく、しっかりと見えたのは、4回ほど。それも、背中だか頭だか判断つかないけれど、白い水玉がすーっと目の前を横切る程度。もしくは、ちょっと濃い影が、ぼーっと数秒間ほど目の前に現れ、ぼーっとまた消えていくだけ。

見えなかったわけではないので不満はないけれど、欲を言えばもっと全体が見たかった。
だって、水玉と影だけじゃ、せっかく世界一大きな魚の大きさが感じられないじゃないですか。

次こそは、透明度の高い時に来て、ジンベイザメと一緒に泳ぐぞ。