10/30/2010

Daetのロゴマーク

これがDaetのマークです。

率直にいって、どうなんでしょう、これ。

太陽らしきものとその後ろにある帯はフィリピンの国旗を意味し、
星の書かれた白いものは、公園にあるRizal MonumentだというところまではOK。

それ以外の部分に関しては、Daetに住み始めて半年ですが、
どこの何を表しているのか全く想像がつきません。

さらに、On the GO!って、どういう意味なんだ。

Daetがこれからくるぞ!ってこと?

見た人の想像力を膨らませるマークではあるかもしれないけれど、
残念ながらこれを見てDaetを連想できる人は、絶対にいないだろうな。

余計なお世話だけれど、もし私がマークを作るとしたら、
Daetの魅力である、

①フィリピン指折りのサーフィンとカイトボーディングのスポット、Bagasbas Beach
②最も甘いといわれるファモッサパイナップル

を前面に押し出したものを作ります。

近々市長さんに提案してみようっと。



誤解されないために言わせていただくと、
最近こんなことを考えているのは、
決して暇だからなのではなく、Daetに深い愛着が沸いてきたからです。

Good for three?

JICAの調整員の方がDaetに視察に来られて、その晩にご飯をご馳走していただきました。

Daetにしては、綺麗めのレストラン「Ksarap」へ。

店員さんが、「Good for three」(3人前です。)と説明した
Sohtanhon Soup(春雨とワンタンのスープ)がこれ。















でかっ!
スープ用の器というより洗面器です。


普段飢えていると思われているのか、
ほとんど料理に口をつけない調整員の方を横目に、ほぼ一人で完食!

あっさりした塩味でとても美味しかったのですが、
残念ながら達成感の方が勝ってしまった。

ご馳走様でした!

10/29/2010

サーフィンシーズン到来

  9月から1月頃はフィリピンの台風の季節です。

この時期には波が大きくなるので、サーフィンにはもってこいのシーズン。

私の住むDaetにはBagasbasビーチという、フィリピンでも3本の指に入るサーフィンスポットがあります。

フィリピンでサーフィンはまだあまりメジャーではありません。

そのためか、一番混んでいるときでも、サーフィンをするのは地元の子供達数人と、マニラから来る長期滞在の観光客数人。


波を独り占めしたい方、ぜひDaetへ!

先住民族ウィーク

Camarines Norte州には、先住民族が暮らしている村があります。

彼らのフィエスタ(お祭り)の時期に合わせて開催された、
先住民族との文化交流のイベントに参加しました。

まずは町の中心から、先住民族の村まで
クラクションを鳴らしながらパレード。

村まで一番近い道で車から降りた後は、村まで歩いて向かいます。

カラバウ(水牛)に乗った子供とすれ違い、
2つの小川を渡り、ぬかるんだ道を歩くこと30分。





ようやく到着。



 ボランティアのお医者さんによる健康診断では、子供も大人も長い列を作って待ちます。

お医者さんに話を聞くと、子供達に一番多かったのは栄養失調、大人に多かったのはマラリアとのこと。

確かに、子供達は痩せていて体が小さく、実際の年齢よりも大分幼く見えました。

普段は一日に1回しか食事をしないことの方が多いそう。 
子供達は、山盛りのご飯を美味しそうに食べていました。



初めのうちは、恥ずかしがっていた子供達も、最後には笑顔でパチリ。


10/28/2010

乳製品加工セミナー

配属先NGOが過去のプロジェクトで家畜を提供した住民を対象に、牛乳やキャンディなどを作る乳製品加工のセミナーを開きました。
フィリピンでは、日本ならどこにでもあるようなパックに入った牛乳は、ほとんど見かけません。

あるのは、ロングライフ牛乳か、缶に入った粉ミルク。
そのため、新鮮な牛乳は貴重で、製造できれば立派な収入になります。
 生乳の殺菌方法は、牛乳の鍋を直接火にかけず、
大きな鍋にお湯を沸かして、その中で徐々に温めます。

温度が60℃以上に上がったら、鍋を冷水で冷まします。

プラスチックの袋に入れて、封をしたら完成。

この牛乳に、ココアと砂糖を入れれば、チョコ味の牛乳もできます。




【今回のセミナーで分かった課題】
・衛生管理が不十分。実習でも、講師の先生以外は手を洗っていなかった。
・温度計の正しい読み方を知らない人が多い。
・牛乳を製造するための専用の調理用具が必要。それらはどこから、誰が調達するのか不明。
・家畜の数が少ないので、搾乳できる量が一定ではなく、さらに少ない。

なんとか課題をクリアし、牛乳が出来始めたら、
ヨーグルトやチーズにも是非チャレンジしてもらいたい!

Daetでヨーグルトが食べられる日が来るのは、夢のまた夢かなぁ。


★おまけ★
今日のセミナーのお弁当
フライドチキン
野菜とレバーの炒め物
ご飯
バナナ

午前と午後のおやつ
シオパオ(パンのように焼かれた肉まんのこと)

10/27/2010

天日干し

フィリピンでは、収穫されたお米はこうやって干します。
晴れの日には、あちこちに黄金色のカーペットが敷かれます。
 
やや遠慮気味に端に寄せてはいるものの、
車やトライシクルがすれ違う時には、
お米の上にはみ出すしかありません。
風で飛ばされたり、ニワトリに食べられたりもします。

なんだかもったいないし、効率が悪いなぁ、と思うのですが、
そんな小さなことには気にしない!のがフィリピン流なんでしょうね。

今日も豪快にザーっと!
収穫シーズンの風物詩です。

10/25/2010

山下財宝の地図

これを解読してくれる方、フィリピンまでの旅費お支払いします。















前回書いた結婚式で、突然一人の男性が私に話しかけてきました。

「あなたは日本人ですか?」、と。

話を聞くと、山下財宝が隠されている場所を示す地図があり、
日本語らしき文字があるので、読んでほしいとのこと。

地図を大勢の人の前で広げたくないので、
家まで来てくれないか、とかなり慎重な口ぶり。

そして、仲良しの農家のおじいちゃんと一緒に、この男性の家に行きました。

広げられたのがこの地図。

この男性曰く、波線は近くの山を示していて、矢印の先が宝の場所だと。

引っくり返しても、透かしてみても、日本語は見当たらず。
本物の地図なのかどうか、疑わずにはいられません。

以前、近所の小学校の校庭から、山下財宝を発掘した先生が
思わぬ大金を手にしたことがあるそうです。
また、他の場所でも本当に金塊を見つけたという噂が多々あり、
このあたりのフィリピン人は、必ずまだ財宝がどこかに眠っている、と信じています。

楔形文字と象形文字を合わせたような暗号、どなたか解読できないでしょうか。

10/20/2010

また行きました

知り合いのおじいちゃんから、夜遅くに「明日の朝7時に家に来て」と
突然連絡が入りました。なぜかの説明もなしに。

もしかしたら、何か悪いことでもあったのかも?
と心配してメールを返すと、「結婚式があるから」との返事が。

人生一大イベントなのに、前日に招待客を集めちゃう
行き当たりばったりさがすごい。

もちろん式の運びも、行き当たりばったり感満載。

朝9時開始予定だったのに、暑さのためか8時半すぎには
もう始めちゃうし、

リハーサルもなしに、いきなりぶっつけ本番なので、
フラワーガールは走り始めるわ、

遅れてきた参列客が花嫁と同じタイミングで教会に入ってくるわ、
てんやわんや。

それでも無事に式は終了。






そして10時に始まった披露宴では、着席と同時に料理が運ばれ、

お客も、新郎新婦も、
わき目も振らずに
真剣に食べる。食べる。食べる。

メニューは、
パタティム(豚足の煮込み)
アドボ(豚肉(というより豚背油)の煮込み)
その他、豚肉料理3品
アチャラ(青パパイヤのピクルス)
コンドル(冬瓜のジャム)

フィリピンの披露宴は、お披露目というより、
食べることがメインのようです。



そして、恒例のお祝い金集めが始まると、
会場を後にする人がちらほら。招待客のほぼ半分がいなくなってしまいました。

払う前に帰っちゃえ、ってことでしょうか。

それでもこれが許されちゃうのも、フィリピン。

 

10/18/2010

市役所でスピーチ

  先日、Daetの市長さんに挨拶に言ったところ、 「市役所の朝礼で自己紹介のスピーチをしてほしい」とお願いされました。
で、早速行ってきました。
市役所では、毎週月曜日の8時から、職員と隣接する警察署の職員が集まって朝礼を行います。

国旗掲揚、事務連絡が行われた後に、司会担当の人が、まるでリングに上がるボクサーを紹介するかのように、私の名前を呼びます。


私の右側が市長さん
あぁ、恥ずかしかった。
けれど、話し始めると、意外と何とかなりました。

英語とタガログ語を混ぜて、JICAやNGOの話、あと1年半のうちにやり遂げたいことを話しました。

Daetがとても住み易く、第二の故郷になりつつあると言うと、
「フィリピン人と結婚すれば、ずっとここにいられるから、相手を紹介してあげる!」
なんて親切な野次も。

このスピーチをしてから、街中で突然「Rika-!」と声をかけられることが多くなりました。

そのうち本当に結婚相手を紹介されそうだ・・・。





10/17/2010

収穫祭

Daetから車で30分ぐらいのところに、San Vicenteという町があります。
そこのある村で行われた収穫祭に行ってきました。

この村は、山の近くの緩やかな傾斜に位置していて、
主にパイナップルの生産が盛んです。
朝からパイナップルに関する催し物がもりだくさん。

パイナップルの重さあてクイズ、

パイナップルを誰が一番早く、綺麗に剥けるかの競争、
 女性によるパイナップルの早食い競争も。

老若男女、町民のほとんどが参加するくじ引きの景品は、
麦藁帽子、長靴、傘、ジョウロ。

そして1等は農薬噴霧器。。。

もし当たったらシャワーとして使おうと思ったけど、
残念っ、当たりませんでした。







10/14/2010

カカオ

フィリピンに来て、初めてカカオの実を見ました。

チョコレートの原料のカカオが、これです。






中を開けると、こんな感じ。

滑りのある種がつまっていて、
この種を食べてみると、さわやかな甘さ!

といっても、チョコレートのような味ではなく、
マンゴスチンのような味。


もっと驚いたのは、カカオの実のなり方。













真ん中あたりにある赤いものが黄色く熟す前のカカオです。
幹からニョキっと実がなるんですね。
どこかなんだか不恰好。

ちなみに、食べ終わった後の種を天日で乾かし、
乾いた外皮を丁寧にはがしてから、
種の中身をを粉にしたら、ココアになります。

それからどうしたらチョコレートになるかまでは、
残念ながらおばあちゃんも知らないようです。

こんな実からチョコレートを作ろう、と
最初に思いついた人の想像力に脱帽!! 


10/07/2010

パレード

最近、街中でパレードをよく見かけます。
宗教的行事にあわせたもの、大学生のサークルや、市民団体、組合まで。
傍から見ていると、やりたければ誰でもパレードできるんじゃ?と思うくらい頻繁にやっています。

どこからともなくパレードが始まると、
道を走っていた車やトライシクルは道を譲るために止まります。
5分ほどで終わるものから、30分ぐらい続くものまでまちまちですが、
終わるまでじーっと待ちます。

待たされたって全く平気。
誰も文句を言ったり、イライラする人がいないところが、
まさにフィリピンだなぁ、とつくづく思います。

いけてない暴走族みたいなこのグループもパレードの一部。

二人乗りをしているおじさんの手には、お酒のビンが。
堂々と飲酒運転!?
と思ったけれど、そういえばこの国はほんの数ヶ月前まで飲酒運転は違法ではなかったんだった。

って、そっちのほうが驚きですかね?


10/05/2010

収穫シーズン

7月に植えたお米の収穫が始まりました。

田植えと同様、すべて手作業。

かまを使って、稲穂の部分だけ刈ります。

籾だけそぎ落としたら、
ブローワーという巨大扇風機のような機械の前に
2人が立って、網の張られた道具を前後に揺らして、
籾とわらを分けます。

籾は真下に落ちて、わらは風で飛ばされる仕組み。
唐箕(とうみ)と同じ原理です。

恐らく想像がつくと思いますが、この作業ものすごく無駄が多い。
風で籾も一緒に飛ばされるわ、
もみの山はビニールシートからはみ出るわ。
恐らく1袋分ぐらいのロスがあるように思えます。

日本では、刈った稲をまず乾燥させますが、フィリピンでは
籾は、その場で一旦袋に詰められます。

乾燥させるステップはまた後日。

海鮮天国

海が近いDaetでは新鮮な魚介類が安く手に入ります。

みそがいっぱい詰まったカニは、1Kg4~5匹で50ペソ(100円)
肉厚なイカは1Kg60~80ペソ(120~160円)
小あじやいわしは1Kg20~40ペソ(40~80円)
何度見てもどうしても買う気になれない左上の魚。

気持ちを理解していただけるかもしれないので、拡大してみました。



10/01/2010

フィリピン式誕生日会

フィリピン人は誕生日会が大好き。

日本のように、誕生日の人はお祝いをしてもらうのではなく、
料理からケーキまですべて自分で用意して、自分の誕生日会を開くのがフィリピン流。

この日は、友人の3歳になる子供の誕生日会に招待されました。

Daetには数少ないプール付きのホテルの中庭を貸しきって行われました。
子供達はみんなおおはしゃぎ。


こんな垂れ幕?までオーダーメードで用意します。
 極めつけは、このケーキ。どーん。

青は食欲をなくす色といいますが、
そんなこと全くお構いなしで着色された生クリーム。




ケーキが切られる前に帰らなくてはいけなかったので、
今回は味見できず。
残念っ!

ブコ、ニョグ、ガタ

全部ココナッツに関係する単語です。

ブコは、写真にあるような若いココナッツのこと。
市場では、このブコをその場でなたで割ってもらい、中に入っているブコジュースと中のやわらかい果肉を買うことが出来ます。
一個分で14ペソ(28円)


ニョグは、熟成が進んで果肉が硬くなったココナッツのこと。

ガタは、前にも書いたココナッツミルクのこと。

庭にココナッツの木がない人は、市場でも買えます。
ニョグを割って、モーター式の機械で果肉を削り、ジャッキで最後の一滴まで搾り出してくれます。

ニョグの大きさによって値段が異なり、
一番小さいサイズは12ペソ(24円)
大きければ14ペソ(28円)

フィリピンにおけるココナッツのように、
昔から人々の生活に密接しているものは、
表現する単語が多い気がします。

ちなみに、お米に関する単語も多い。
稲はPalay(パライ)
精米され炊かれる前のお米はBigas(ビガス)
炊かれたご飯はKanin(カニン)

稲、米、ご飯の単語を使い分ける日本と似ています。

1日5回でもお米食べたいフィリピン人。
KFCにもマクドナルドでもご飯をセットにするフィリピン人。

さすがに米に対する愛情はちょっと負けるかな。

おじいちゃんの誕生日

おじいちゃんの誕生会をしました。
私を本当の孫のようにかわいがってくれるこのおじいちゃん、
まだ若いころに右腕からしたをなくす怪我をして以来、
一本の手だけで30年近く農業をしています。

御年73歳。
まだまだ元気、まだまだ現役です。

フィリピンでは赤の洋服は、「今日は誕生日」のサインだそうで、
わざわざ赤のTシャツに着替えて、記念写真。



 





この日のメニューは、

パンシット(醤油味スープ焼きそば)
ミートソーススパゲッティ(フィリピン風は砂糖たっぷり入ります)
ティコイ(もち米をピーナッツペーストと混ぜて餅にしたもの)
スマン(炊いたもち米に砂糖とココナッツミルクを混ぜたもの)
パイナプルケーキ(←私がつくりました)

どう考えても砂糖と炭水化物の過剰摂取で、血糖値の急上昇が若干気になりますが、
今日は誕生日だし、まいいか!

おじいちゃん、これからも元気でいてね!