SPACFIが2006年から行っているプロジェクトの1つに、ハリナシバチ(Trigona)を使った養蜂の指導があります。
豚小屋の軒下にぶら下がっているものは、ココナッツの殻を重ねて作られたハリナシバチの巣箱です。
この日は、約8ヶ月前に始めたものを降ろして、蜂蜜を採集する作業を行いました。
ココナッツの殻をひっくり返すと、内側にハチの巣がびっしりとできています。
体長1センチに満たないハリナシバチは、外見はハエに似ています。その名のごとく針を持たないので、刺される心配はありませんが、小さいので洋服の隙間や髪の毛の中などあらゆる所に入ってくるので、長袖長ズボンは必須です。
キラキラの光っている部分はすべて蜂蜜。
巣はまたココナッツの殻の中に戻し、蜂蜜の部分だけをすべて取り除きます。この日だけで、300mlペットボトル3本分の蜂蜜が取れました。
この蜂蜜は、まるで濃縮されたレモネードのような強い酸味とさわやかな甘みがあり、蜂蜜とは思えない味をしています。
あるサイトでは、ハリナシバチの蜂蜜はどんな蜂蜜よりも健康寄与試験の数値が高いと書かれていました。
このあたりでは薬として売られていて、100mlぐらいで300~500ペソ(400~1000円)だそうです。
ぜひ食べてみたいという方、帰国の際にもって行きますので、ご連絡を。
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