10/28/2010

乳製品加工セミナー

配属先NGOが過去のプロジェクトで家畜を提供した住民を対象に、牛乳やキャンディなどを作る乳製品加工のセミナーを開きました。
フィリピンでは、日本ならどこにでもあるようなパックに入った牛乳は、ほとんど見かけません。

あるのは、ロングライフ牛乳か、缶に入った粉ミルク。
そのため、新鮮な牛乳は貴重で、製造できれば立派な収入になります。
 生乳の殺菌方法は、牛乳の鍋を直接火にかけず、
大きな鍋にお湯を沸かして、その中で徐々に温めます。

温度が60℃以上に上がったら、鍋を冷水で冷まします。

プラスチックの袋に入れて、封をしたら完成。

この牛乳に、ココアと砂糖を入れれば、チョコ味の牛乳もできます。




【今回のセミナーで分かった課題】
・衛生管理が不十分。実習でも、講師の先生以外は手を洗っていなかった。
・温度計の正しい読み方を知らない人が多い。
・牛乳を製造するための専用の調理用具が必要。それらはどこから、誰が調達するのか不明。
・家畜の数が少ないので、搾乳できる量が一定ではなく、さらに少ない。

なんとか課題をクリアし、牛乳が出来始めたら、
ヨーグルトやチーズにも是非チャレンジしてもらいたい!

Daetでヨーグルトが食べられる日が来るのは、夢のまた夢かなぁ。


★おまけ★
今日のセミナーのお弁当
フライドチキン
野菜とレバーの炒め物
ご飯
バナナ

午前と午後のおやつ
シオパオ(パンのように焼かれた肉まんのこと)

1 件のコメント:

  1. スーパーで買っていた牛乳はロングライフ牛乳だったの??製造方法は何が違うのですか??大きなプラスチック(1L~1.5Lぐらい)のビン入りの牛乳を購入して飲んでいた記憶がありますが・・・
    弁当には必ずフライドチキンが入っていますね・・・

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