2011年が国際ボランティア年の10周年になるのを記念して、
1つのプロジェクトあたり100ドル(4,300ペソ)の資金を支給してもらえるという
UNV(国連ボランティア計画)のプログラムに応募しました。
ストリートチルドレンと一緒にピリナッツのブレスレットを作るプロジェクトを
企画し、めでたく承認が下りたので、先日このプロジェクトを実行!
企画し、めでたく承認が下りたので、先日このプロジェクトを実行!
ご近所の隊員や、Daetにいる友人、市場で顔なじみのおじちゃんやおばちゃん、Camarines Norte州の社会福祉課の人など、いろんな方が本当に快く賛同してくれて、協力をしてくれました。
8時半の集合時間に集まったストリートチルドレンは
4才から17歳まで60人以上。
25人分の食事しか用意できなかったため、必ず別の機会を企画することを約束して、35人には泣く泣く諦めてもらいました。席に着くなりいきなりヤスリがけを始める子供達。
待って!と言ったところで、止まるわけが無い。
やる気満々。
マイナスにとらえれば、
言うことをきけない。
説明も半ばのまま、
どんどん進みます。
といっても、作り方はごく簡単。
1. ドリルで殻に穴を開ける
2. 殻の表面にやすりをかける
3. ニスを塗る
4. 糸を通す
途中で興味が無くなり遊び始める子もいましたが、
お昼前までにほぼ全員がヤスリがけを終わらせました。
お昼ごはんには、キッチンのスタッフと相談して決めた栄養満点メニュー。
有機のご飯、
いわしの素揚げ
豆のスープ
ビーフンと野菜炒め
バナナ
山盛りのご飯があっという間になくなりました。
食べ終わると、子供達は自らすぐ部屋に戻って黙々と作業を開始。
3時すぎには、なんとか30個近くのブレスレットが完成しました。
子供達には厳しすぎるかとも思いましたが、働いてお金を得ることはそう簡単ではないことを理解してもらうためにも、1つ1つなぜ認められないのかを子供が納得するまで説明しました。
最終的には、合計10個のブレスレットが売れました。
売れた子も、売れなかった子も、
最後にはみんな笑顔でパチリ。
朝の硬い表情が、最後にはみんな笑顔に変わっていたのがとてもうれしかった。
多くの子供が口々に、また絶対にやりたい!というので、
月一回の行事にしようと提案すると、みんな大喜び!
大成功のうちに終わりました。
といいたいところが、ちょっとした問題も。
一生懸命ヤスリで磨いた殻が途中で無くなってしまった子が
2人もいたのです。
作業の部屋には子供達以外は誰も出入りしていないので、
無くなるはずがないのに。
疑ってはいけないと思いつつも、やっぱり子供の誰かが
盗んだとしか思えない。
笑って作業していれば普通の子供となんら変わらなく見えるけれど、
本当は親に捨てられたり、もしくは親から指示されたりして、
学校にも行かず物乞いをしている子供達なんだと気付かされた瞬間でした。
盗むことがよくないことだと教えてもらえる環境にいないのだから、
子供達を責めてはいけないと思い、
このことについては、何も言わずに終わらせてしまったけれど、
果たしてこれでよかったのかな。
これから続けていくうちに、ブレスレット作り以外のことも少しずつ教えていこうと思います。
素晴らしい!!試み!!賛同者が多い事、そして提案が採用されるスピードの速さは日本も学ぶべきことですね・・
返信削除ストリートチルドレンが販売していた、香りの良い白い花(名前が思い出せないが・・・)で造った花輪を良く買っていましたよ・・・
いつもいつも読んでいただいて、本当にありがとうございます!一人では絶対に出来なかったです。8ヶ月間かかって築いたネットワークをようやく活かすことができました。香りのよい白い花はサンパギータっていうんでしたっけ?ごめんなさい、私も思い出せない・・・。
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