2/17/2011

家族の一員

前日までの雨がうそのように晴れて、撮影日和となりました。

私がいつもお世話になっている、ジョージおじいちゃんの稲がちょうど収穫時だったので、収穫の様子と、農家の定例会議の様子を撮影しました。

農作業の様子を撮影し終わり、「りかはどんな人ですか?」との問いかけに、
ジョージおじいちゃんが一言。

「自分の家族のようだ」、と。


そして、その後いつ終わるのかと周りが苦笑いし始めるほど、延々と私の自慢話を話し続けるジョージおじいちゃん。

もしかしたら、カメラを意識して8割はお世辞だったのかもしれないけれど、そうだったとしても、私はとてもうれしかった。


なぜなら、これまで私がもっとも力を注いだのは、農家の人たちとの関係作りだったから。

時には、朝5時から農作業を手伝ったり、

どしゃぶりの雨でもちょっと挨拶をするためだけに会いにいったり、

たくさん食べるとみんなが喜んでくれるので、訪問する家ごとに、勧められるままに1日3回もお昼を食べたり、(1回に盛られるご飯の量は、日本のお茶碗の2杯分はあります!)

3回もお昼を食べた後に、さらに勧められるおやつも残さず食べたり、(そんな時に限って、おやつは超ヘビーなキャッサバやサツマイモだったりするんです。)

時には一緒にご飯を作ったり、

一緒にお昼寝もしたり。


はたから見たら、仕事をしているとはいえないような毎日の繰り返しが、今ある信頼関係につながっていると思うから。

今では、日々の悩みや、借金の額など、かなりパーソナルなことまで話せる関係です。

そういえば、最近の私は、どうすれば関係を良くできるかを考えながら行動していない気がする。
きっと私自身も、村の人々に心を開いてきていて、仕事の私よりも素の私が前面に出ているからかな。

私の目下の課題。
それは、ここまで私を受けいれてくれた人々に、どう恩返しをするか。

今の関係を崩さぬまま、彼らの生活にプラスとなる変化を起こせるか。
これから1年のチャレンジです。





1 件のコメント:

  1. 素晴らしい!!の一言・・・
    あと1年ですか・・・あっという間ですね・・・
    短い期間でありながら、日本国内ではここまで心をひらく事はできないかもしれません・・・フィリピン人のホスピタリテイと相馬さんの人柄がマッチング!!
    残されたフィリピンでの期間を、更に有意義なものになるように期待していますよ!!

    返信削除